DEFENDER (ディフェンダー)

 ディフェンダー・モードの車は、よくあるような番組制作会社のデザイナーや大道具屋の手によるものではなく、クライスラー社が自ら設計製作して提供したもの。
 天井は低くボンネットは厚みがあって前面の視界も良くは無さそうな上、後方に至ってはバックミラーもフェンダーミラーも無ければウィンドウもスモークのかかった丸い窓が上の方に2つあるのみで、目視で安全確認するのは殆ど無理な構造になっている。結局車内の3つのモニターがあってこその「安全走行」可能な車なのだ。撮影時はさぞ大変だったろう。
 劇中性能はどの程度のものか不明だが、タイヤも含めた防弾仕様で最高速度もストリートモード時より上らしい。さらに1stシーズンでは常にジュリアンが機能向上目指した調整を行っていたため、刻々と性能はUPしていたと思われる。
 搭載されたギミックはシーズンを追う毎に増えて行く。
 

 

DEFENDER MODE


DEFENDER Hood Panel   DEFENDER Roof Panel
DEFENDER Splar Panel   DEFENDER Probe Panel
DEFENDER rear  
DEFENDER Back Panel

ディフェンダー運転席から全面を見た時   ディフェンダー時のフェンダー
前方視界の狭さはかなりのもの。   サイド側もこの程度。

■モニター装置
メトロ市警察のVIPER研究室にあったモニター装置   基地に新たに設置したモニター装置
メトロ市警のバイパー研究室に設置されていたモニター装置。   秘密基地に設置されたモニター装置。市警察にあったものと殆ど同じだが、右上のサブモニターの形状が少し異なる(外枠がなく剥き出しになった感じ)。
 バイパーが(ストリートモードの時もだが)ディフェンダー・モードに変形中は特に、「モニター装置」と呼ばれる支援装置とリンクしている必要がある。モニター装置により、離れた場所からディフェンダーの操作・支援のためのデータ確認・情報の収集などが行われ、その結果がディフェンダーにフィードバックされることでディフェンダーは安全かつ確実に任務をこなすことができる。 モニター装置を使った支援がなければ、ジュリアン曰く「(ジョーは)1日でバイパーを壁にぶつけるに決まっている」ほど重要な装置。
 バイパー計画が市当局により中止された時はモニター装置も取り外されてしまったため、ノートPCをバイパーに直接接続しジュリアン自らが助手席に乗って支援したが、ジョーがバイパーの基地を作ってからは、そこにモニター装置を設置した。
 モニター装置によってバイパーをディフェンダーに変形させたり武器の遠隔操作をする事も可能。第4シーズンでは多少だが程度バイパー本体を動かすことさえできた。