White Bird [EPILOGUE]
[EPILOGUE]
120.山小屋内----昼
(掃除に精を出すマイケルとデボン----破片やガラス、焼き物の残骸を拾い上げている)
マイケル :オーケイ。どうしたらいい?
デボン :君にゃムリだ。
マイケル :こんな事になるとは思わなかったんだよ。
(木の破片を拾い上げ、うめき声をもらすデボン)
デボン :これの前身が分かるかね? 年代物の時計だったんだぞ!
マイケル :直せるかも……
(絶望的な身振りで木切れを持ち上げてみせるデボン)
マイケル :……ムリだな。
(デボン、時計の残骸を放り出し、催眠術にかかったような足取りで奥へ歩いていく)
マイケル :ちょっとドライブしてくるよ。天気はいいし損害額が出せた頃に戻ってくる……。
(ドアまで後ずさって、ホッとして出て行く)
121.山小屋の外----昼
(後ろ手にドアを閉めるマイケル。深呼吸を1つ、それからKITTの所へ歩いていく)
122.車内
(乗り込むマイケル。スタートさせようとするが、手を止め、背をもたれかける。長い間)
KITT :どうしたんです、マイケル?
マイケル :KITT。彼女、知ってたんだろうか?
KITT :物入れを見て下さい。
(マイケル、蓋を開ける)
123.グローブ・コンパートメントの中----ネックレス:
(----がある。)
124.マイケル:
(ネックレスを手にとり、じっと見つめる)
KITT :どうして置いていったんでしょう?
マイケル :共通の友達がずっと昔彼女に贈ったのさ……今はもういないがね。……彼の記念に
置いていったんだろう。
KITT :彼って誰です?
マイケル :マイケル・ロングさ、KITT。マイケル・ロングだ……。
<END>
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◇お名前とご住所を紛失してしまいました。ずいぶん昔の事ですみません◇